午前中の競技は登録制だったけど、午後は敗者復活戦をかねた自由参加の種目ばかりみたい。
お昼を食べながら八戒が今後の対策を立てているのを何気なく聞いていたあたしは、その中に自分の名前が入っているのを聞いて箸を落としかけてしまった。
「え!?」
「折角ですからも参加しましょうね?」
「ダメだよっ!あたし、足亀並みに遅いし!」
「ヘーキヘーキ♪」
まるで他人事のようにビールを飲みながら悟浄が手をひらひらさせてる。
「こっ、言葉わかんないし・・・」
「別に言葉が必要なものでもない。問題ないだろう。」
悟浄同様冷えたビールを飲みながらつまみを食べている三蔵の目は・・・楽しそうに細められている。
「鈍いし、良く転んじゃうしっ!!」
「その時は僕が手当てをするから大丈夫ですよ。」
にっこり笑顔で救急箱を取り出す八戒とその肩で卵焼きを食べながら小さく頷くジープ。
「1位・・・取れないよ?」
「大丈夫!俺一生懸命応援するから!!」
箸が折れんばかりの力強さでぐっと握り拳を作った悟空が目を輝かせながらあたしを見ている。
この目を見て・・・断れる人がいたら是非そのコツを教えて頂きたい。
「・・・ううっ」
皆にこれだけ期待されると・・・嫌とも言えない。
それに一つくらい何かに参加したら、もっと楽しいかもしれないっていうのも事実。
諦めたようにため息をつくと、取り敢えず参加競技だけは選ばせて貰えるよう八戒と交渉した。
とは言えパンフレットを見てもそれが何の競技なのかサッパリ分からない。
首を捻りながら、目的賞品が与えられる予定の赤丸されてる中から一生懸命選ぶ。
でも普段だったらどの競技が何って言うのを教えてくれるのに、今日に限っては皆笑っていて誰も教えてくれない。
こうなると漢字を見て大体を予想するしか・・・ないよね。
「じゃぁ、これ・・・」
苦労して選んだ末、あたしが指差した項目を今までお昼を食べながら傍観していた皆が一斉に覗き込む。
「「「「へぇ〜」」」」
「・・・何!?皆揃って何でそんな不思議そうな声上げてるの!?」
「いえ、意外といけるかもって思ったんですよ。」
「そうそう、これなら足の速さ関係ねェしな。」
「うん!勝てるよ!」
「問題は・・・アレだな。」
「でもすぐに僕らの所へ来てくれれば何の問題もありませんよ。」
「そうそう♪」
・・・あたしが一体何の種目を選んでしまったのか。
それが分かるのは収集呼び出しがかかった時だった。
「そうそう、三蔵もこちらに参加して下さいね。」
「あぁ?」
今まであたしの参加種目を楽しそうに見ていた三蔵が、八戒の声で眉を寄せる。
「サンちゃん何もやってねェもんな♪」
「・・・お前に言われる筋合いはねぇ。」
「オレ、今日の任務。米取って来たもんね。」
「この暑い中、頭数合わせに来てやったろうが!」
「でも、まだ負け分ありますし・・・」
「負け分?」
八戒がにっこり笑顔でズボンから取り出した紙切れには・・・何か書かれていて、下の方に三蔵の名前と・・・この赤いのは、もしかして拇印?
「悟空と一緒に来ていただいた事とこの競技に参加していただく事でチャラ・・・でいかがですか?」
「・・・っ」
普通の人だったら三蔵のこの睨みに耐え切れず、紙を破るトコだけど相手は八戒。
不機嫌な三蔵を前にしてもその笑顔は一向に崩れない。
「・・・ねぇ悟浄、あの紙なぁに?」
「ん?この間のポーカーの負け・・・ありゃ、結構な額負けたんだな三蔵。」
「そうなの?」
「あの紙見る限りはそうだな。」
「あーだから三蔵文句も言わずここにいるんだ。」
「みたいだな・・・くくくっ、三蔵が走るトコもしかしたら見れっかもだぜ?」
「ちょ・・・ちょっと見たいかも・・・」
そんな不謹慎な言葉が三蔵に聞こえないはずはない。
「煩ぇぞっ!そこの二人!!」
苛立ち度マックスだった三蔵は躊躇いも無くあたし達二人の頭をハリセンで叩いた。
一応あたしの方は力を加減してくれたみたいだけど・・・やっぱり、痛い。
お昼も食べて元気一杯になった悟空がちょこちょこ競技に参加して、あれこれ電化製品を持って返って来るたびに八戒がお疲れ様でした・・・と言ってにこやかにデザートと思われるお菓子を渡していた。八戒が何だか飼育係のお兄さんみたいに見えてきたのは・・・気のせいかな、うん。
「さて、三蔵。もうすぐ二人三脚の競技が始まりますから悟空と準備して下さいね。」
「二人三脚!?」
飲んでいたお茶を危うく吹きかけて口元を押さえながら三蔵の顔を見ると・・・あーものすっごく嫌そうな顔してる。
「・・・なんで俺がそんなもんやらなきゃならん!」
「この間僕に負けたからですよ。」
にっこりきっぱり・・・この競技の賞品が羽毛布団なので八戒は一向に引く様子が無い。
「別に誰と一緒でもいいですけど、悟浄は止めた方がいいと思いますよ。」
呆れ顔で八戒が隣を見ると、空になったビール缶に埋もれるように悟浄が眠っていた。
「悟空と貴方が一番息があってると思ったものですから・・・」
「なるほど。」
確かに三蔵と悟空なら息ピッタリだよね・・・多分。
悟浄がこの状態じゃ八戒が出るわけにも行かないし・・・。
うんうんと頷きながら八戒お手製のクッキーを膝に抱いたジープと一緒に食べながらのんびりしていたら突然三蔵の声が近くから聞こえた。
「・・・相手は誰でもいいんだな?」
それと同時にクッキーを持っていた手を三蔵に掴まれた。
「来い、。」
「ええ―――!!」
「ちょっ・・・待ってください三蔵!」
「誰でもいいと言ったのはお前だろう。」
「貴方とじゃ身長差がありすぎます!」
「それなら悟空も同じだろうがっ!」
「ちょっちょっとあたしの意見は!?」
三蔵と八戒が突っ込む間もないほど白熱した会話をしているすぐ側で悟浄が気持ち良さそうに寝てる。
え〜ん悟浄ってば、起きて助けてよ!
そう思っていたらいつの間にか悟空があたしの目の前に来て、三蔵の肩をトントンと叩いた。
「何だ!今取り込み中だぞ!!」
「俺がと走る。」
「「「は?」」」
「俺とならそんなに身長差ないしさ♪俺ゆっくり走るから・・・」
助け舟を出してくれたんだけど・・・でも今のこの状況でその一言は火に油を注ぐ事だって可愛い悟空には分からないんだよね。
「「却下(します)」」
大の大人が二人して・・・声を揃えて否定しなくてもいいんじゃないだろうか。
結局どうなったかと言うと・・・例え最高僧の三蔵であっても今日の八戒には勝てなくて、最初の通り悟空と三蔵がペアで二人三脚の行われる白虎門へとブツブツ文句を言いながら歩いて行った。
「あたし別に出ても良かったのに・・・」
「と三蔵じゃさすがに身長差がありすぎて走りにくいでしょう?それにいくら身長差が無いからって悟空と一緒に走ったら・・・」
「走ったら?」
最後の言葉が濁されてしまったので八戒の顔を覗きこむと、ちょっと困ったような顔をしながらあたしの手を取った。
「が怪我をしてしまうって思いましたから・・・」
確かに。いくら悟空が気を使って走ってくれたとしても、うさぎと亀が二人三脚をしたらどうしても引き摺られるか躓くか転ぶかして怪我するよね、確実に・・・。
そこまで考えて反対してくれてたんだ。
その感動に浸っている時、ちょうど次の走者に悟空と三蔵を見つけた。
「お〜いっ!〜っはっか〜いっ!!」
三蔵と白い布で足を結んだ状態で悟空がこっちを向いて大きく手を振っている。
「あっ悟空だ!!」
悟空と同じ様に大きく手を振り返しながら、三蔵の様子を伺う。
「・・・うっわぁ三蔵機嫌悪そう。」
「そうですねぇ・・・大丈夫でしょうか?」
「・・・微妙、な気がするのはあたしだけ?」
「いえ、僕もそんな気がしてきました。羽毛布団諦めなきゃダメでしょうか。」
小さくため息をついてるみたいだけど・・・八戒、何だか心配する所が違うよ?
この調子だとこのあとあたしが出る競技の時って・・・どう言う応援になるんだろうか。
『それでは位置について・・・ヨーイ ドン!』
悟空に引き摺られるように走ると言うよりは歩く三蔵。
本当だったらこの時点で他の人達が走り抜けて行ってあっと言う間にビリになるんだろうけど、他の人達は策を練りすぎたみたい。
足の早い人を組ませたり、三蔵と悟空以上に身長差のある人が組んでいる所為かスタート地点で一斉に転んでしまって団子状態。
「三蔵!悟空!!頑張ってー!!」
「三蔵!もう少し走ってください!!」
しかし三蔵のペースは変わらない。
面倒臭そうにスタスタ歩きながら煙草も吸っている。
悟空も三蔵を力で引っ張るのを諦めたのか、いつものように三蔵の隣を大人しく歩いている。
あれ?何かこういう光景よく外で見るなぁ・・・・・・あっ!犬の散歩!!
賢い犬って飼い主の様子を伺いながら隣を飼い主と同じペースで歩くんだよね。
まさに今の三蔵と悟空の状態そのままである。
「・・・ねぇ八戒?あたしには二人が普通に歩いてるように見えてそんなに難しい物に見えないんだけど・・・。」
「やっぱり口では色々言ってますけど、あの二人は仲良しなんですよ。だから片足を結んでいても普通に歩けるんです。」
「ふ〜ん・・・納得。」
「でも僕もとなら一緒に歩けると思いますよ?」
「え?」
悟空と三蔵の応援の合間に今、何か凄い言葉が耳に飛び込んできたぞ!?
二人に声援を送る体制のまま隣を振り返ると、ポケットから取り出したタオルであたしの汗を八戒が拭ってくれた。
「今度、試してみますか?」
「・・・え?あ、うん。」
「お二人さん、サルと坊主がゴールするぞぉ〜」
何時の間に目を覚ましたのか、悟浄があたしの肩をつんつん叩きながらゴール地点に向かっている二人を指差した。
「あっ!本当だ!!あとちょっとだよっ三蔵頑張って!」
「悟空!あと少し頑張って下さい。」
「・・・なぁ、三蔵のヤツ数珠手元に構えてねぇか?」
「え?」
日差しを手で遮りながら目を細めて三蔵の手元を見ている悟浄と同じ様にそちらを見ると、確かに他の人からは見えないよう袂の中に数珠を握り口元で何か呟いてる・・・ように見える。
ハッと気づいて他の人を見ると、何だかやたら足が重そうで一歩一歩歩くので精一杯って感じ。
「・・・まさか。」
「そのまさかだったり?」
『おめでとうございます!1位は・・・玄奘三蔵法師サマと孫悟空サンのペアです!!』
ゴールが告げられる銃声と同時に三蔵も数珠を手から離した、それと同時に後ろでうごめいていた他の参加者が一斉に走り出したのは言うまでもない。
「これで羽毛布団がもらえますね。」
「・・・いいの?これ!?」
「勝負の世界は厳しいんですよv」
にっこり笑顔でメモに書かれている羽毛布団にバツをつける八戒。
「「そうですか」」
悟浄と声を揃えて苦笑しながら顔を見合わせた。
やっぱり八戒だけは敵に回しちゃいけない・・・それを肌で感じ取った初めての日。
『最後の競技になりました。次の借り物競争に参加されるお客様は、白虎門までお集まり下さい。』
「おや?ついにの出番みたいですよ。」
「え゛・・・や、やっぱりやらなきゃダメ?」
今まで皆に何も言われずこうしてトランプとかして遊んでたからてっきりもうやらなくていいものだと思ったのに・・・。
「が出るのは借り物競争ですから、取り敢えず紙の置いてある所まで走ってそれを取ったら僕らの所へ来て下さい。すぐに準備してあげますから。」
「・・・ホント?」
「はい、その為に色々持ってきたんですから。」
そう言えば今日はお弁当以外にもバックに色々詰まってたなぁ・・・トランプに始まり、救急箱や携帯電話。
三蔵も新聞とメガネ持ってきてたし、悟浄も近くにいる女の人に色々声掛けてってコレは関係ない気がする。
「さ、頑張って下さいね。」
「俺一生懸命応援するから頑張ってな!!」
「オレがついてっからダイジョーブだって・・・肩の力抜いてナ?」
「・・・行って来い。」
ここまで皆に応援されたら・・・頑張るしかないよね。
「・・・行って来ます!!」
八戒に教えられたとおり白虎門・・・早い話が白い門の所へ行くと係りの人らしき人があたしを左端の列に並ぶよう指示をした。
最後の競技と言う事もあってここへ来た人は皆借り物競争に参加する人みたい。
にしても・・・八戒達以外の人こんなに見たの初めてかもしれない。
でもどうして参加する人が男の人と女の人綺麗に分けられてるんだろう?
やっぱり体力とか走るのに影響があるから?
そんな風にキョロキョロ周りを見ていたら、何故か周囲のオバチャン達が皆あたしの頭を撫で始めた。
訳も分からず取り敢えず笑ってみたら・・・前にいたオバチャンが飴玉をくれた。
「・・・完璧子ども扱い。」
嬉しいような悲しいような・・・そんな風にオバチャン達に可愛がられていたら、いつの間にか列が動き始め軽快な曲と共にグラウンドの真ん中へ移動していた。
うわぁっこんなにいっぱい人がいたんだ。
ぐる〜っと周囲360度全部に人間がいるっ!!
ちょ・・・ちょっと緊張するって言うか八戒達が何処にいるのかわかんないじゃん!!
オバチャン達に声かけられる前まではずっと八戒達のいる場所見てたのに・・・一瞬目を離して動いたら、分かんなくなっちゃったよ。
極度の緊張と慣れない環境で目が潤み始める。
これじゃぁオバチャン達に子ども扱いされても・・・しょうがない。
俯いていたら隣の人にポンッと肩を叩かれた。
反射的に顔を上げると既に前の人が走り出していて、次が自分の番だと言う事に気付く。
今まで皆と一緒にいて心臓がドキドキしたことは何度もあったけど、こうして桃源郷で何かに参加するなんて思ってもみなくて・・・段々心臓の音が大きくなって周りの音が聞こえなくなってきた。
・・・や、やばい!完全にあがってるかもっ!!
カチコチになった体でスタートラインにたつ。
周りの人が走るような格好をしたからそれを真似るように同じような格好をした。
頭の中は真っ白で・・・周りの人の声が遠く聞こえる。
ハッと気づけば両隣の人が走り始めていて慌ててあたしもスタートする。
見ているのとやってみるのとでは全然違う・・・走る距離が意外にあって他の人が紙を手に散り始めた時ようやくあたしも紙にたどり着く事が出来た。
本当だったらこれを持って八戒達の所へ行くんだけど・・・どうしよう・・・・・・皆が何処にいるのか、わかんないよ・・・。
その時、大勢の観衆の中からひときわ大きな声があたしの耳に届いた。
「「「「――――!!!!」」」」
無意識に声のする方を振り向くと、白いTシャツが大きく旗のように揺れてる場所があった。
それに気付くと同時に急に耳に周囲の色んな音が飛び込んでくる。
涙を堪えてそれに向かって一生懸命出来る限り早くその場所に向かって走り出した。
そこへたどり着くと同時にギュッと誰かが抱きしめてくれた。
「、大丈夫ですか?」
優しい声に涙がポロリと零れた。顔を上げられず取り敢えず手に持っていた紙を差し出す。
「すぐに準備しますから、待っていて下さいね。」
コクコク頷くと同時に・・・八戒の手が準備の為離れていった。
「っ足遅くなんてねぇよ!スッゲー速いよ!!」
「この回のレースは難しいってアナウンス入ったから・・・チャン余裕でゴール出来るって!な?」
「今のうちに休んどけ・・・八戒!まだか?」
悟空、悟浄、三蔵・・・皆が交互に肩を叩いてくれる。
さっき迄皆が何処にいるのか分からなかった不安と、慣れない人前での緊張で固まっていた体がほぐれていく。
「いいですよ・・・さ、。行きましょうか。」
「?」
気付くと八戒が観客席からロープを越えてグラウンドの中に入ってきた。
「「「「え?」」」」
驚きで目を丸くしているあたしの手を取ると、八戒はゴールテープが引かれている左の方へ向かってゆっくり走り始めた。
「ほら、もう少しでゴールですよ。」
「え?あ、うん。」
走り始めたあたしと八戒の後ろの方で皆が何か叫んでる。
良く分からないけど取り敢えず今は八戒の足手まといにならないよう精一杯走ろう!
一回大きく息を吸い込むと、八戒の手を引っ張るように前に出て走る。
「無理しないで下さい。」
「平気!あたし・・・も、一等・・・取ってみたい・・・・・・からっ!!」
「・・・分かりました。」
グッと腕を掴む力が強くなったかと思うと、八戒が一歩前に出てあたしの体を引っ張るように走り出した。
横目で他の人がゴールに向かってる姿が目に入った。
パンパンッと言う音に驚いて目を閉じてその場にしゃがみ込む。
酸素が足りなくて口を開けて苦しそうに呼吸をしているあたしの手に、何か棒のようなものが握らされた。
ゆっくり目を開けると、太陽を背に微笑んでいる八戒と・・・1と書かれた旗が風に揺れていた。
「・・・え?」
「おめでとうございます。が一番ですよ。」
「う・・・そ。」
「本当ですよ。ちゃんと旗もあるし、2位の人以外はまだゴールしてませんよ。」
グラウンドの方を指差されそっちに視線を向けると、女の人達が右往左往している姿が目に入った。
「良く頑張りましたね、。」
「・・・ん。」
あ・・・どうしよう、あたし・・・泣くかもしれない。
徐々に緩んでいく視界。
皆の前で泣くなんて恥ずかしいから止めよう、そう思ったのに・・・。
「僕しかいませんから・・・」
そっと肩を抱き寄せられて八戒に抱きしめられる。
「僕も・・・見ません。」
「・・・りがと」
八戒の背中に旗を持った手を回してシャツをギュッと握って少し・・・少しだけ泣いた。
初めて取った一番に、初めて皆と協力して取った一番に・・・そして初めて皆と一つになれたこの時をあたしはきっと忘れないだろう。
ちなみに1位のあたしが受け取ったのは何と洗濯機だった。
しかも最新式の全自動洗濯機で、八戒が一番欲しかった物だとあとで知った。
席に戻った時、ちょっとだけ目の赤いあたしを皆が心配してくれたけど八戒が上手い具合にあたしが泣いた事を誤魔化してくれた。
そう言えば・・・借り物競争の借り物って結局なんだったんだろう?
あたしは文字が読めないからすぐに八戒に渡して、その後八戒が一緒にゴールしてくれたんだよね?
それで1位になれたって事は八戒が借り物だったって事?
それとも何か他の意味があったのかな?
でもそれを八戒に聞こうとすると・・・にっこり笑顔で「内緒です。」って言われちゃったから聞けなくなった。
んーっ・・・ま、いっか。
今は人生初の一番に満足して、皆で勝ち取った様々な豪華商品の目録見ながら打ち上げだっ!!
50000hitをゲットされました めぐみ サンへ 贈呈
『三蔵一行に運動会に参加していただきましょう』と言う事で!地域限定運動会に参加(笑)
あーもー・・・取り敢えず笑って貰えればいいです!笑って下さい!!
完璧ギャグです(笑)あの地域の町内会費はいくらなんでしょうね(笑)
あの店のオバチャンの次くらいに有名かも、町内会長の奥さん・・・(苦笑)
一生懸命運動会×∞と呪文を唱えて書き始めたら、こんなに長くなった上おかしな事に。
一応全員を競技に参加させると言うのを目標にキリバンマスターのリクエストに応えたつもりですが・・・い、如何でしょうか!?
めぐみさん、リクエストありがとうございましたv
少しでも楽しんで頂けると嬉しいです!
また遊びに来て下さいねvvv